CD/DVDのようなハードメディアは日本市場からまもなく無くなる
私は15年以上アメリカ・ヨーロッパに住んでいました。
日本に今回久しぶりに戻ってきて驚いたこと、それはCD/DVDショップがまだ健在していることです。
大型CD/DVDショップが店を構えているのを見るのは久しぶりでした。
5年前までは確かにCD/DVDショップやレンタル店はアメリカにも点在していました。
しかし、この5年の間に中小店舗から大手メーカーまで次々と倒産・閉店となっていきました。
逆にNetFlixやRedBoxといった新手の企業、店舗を構えずオンラインやポストを介してのレンタル業、がぐんぐん業績をのばしています。
アメリカで最大手DVDレンタルのブロックバスターも倒産まで秒読みだと言わていましたが、今は方向転換し店舗数を激減しオンラインレンタルにより力を入れています。
店舗を持つことは、販売・レンタル業者にとってメリットがなく赤字を膨らます要因のようです。
メーカー側もCD・DVD事業は赤字続きで、縮小・売却が続いています。
私はアメリカの大手メディアメーカーで勤務しておりましたが、CD/DVDの販売は下がり続け、ずっと赤字収益。
見込み売り上げの大幅下方修正を繰り返し、現在生産縮小をしています。
いずれ工場は売却することになりそうです。
鳴り物入りで市場参入したBlu-rayディスクの売上げも芳しくありません。
とにかくCD/DVDのようなハードメディアはもう売れないんです。
欧米では皆、音楽はiTunesのようなオンラインストアで購入、もしくは友人同士でフラッシュドライブで交換し手に入れます。
動画や映画も同じです。
プロダクションサイトから直接ダウンロードしたり、オンラインストリーミングでレンタルしたりする。
音楽も動画も今はハードディスクに保存し、記録端末としてのCD/DVDの必要性が全くなくなってしまっています。
ハードドライブに何千曲という音楽、何百作という映画を保存できるのに、どうしてわざわざ容量は小さいのに物理的に大きいCD/DVDを買いたいと思うでしょうか。
誰だって、スペースを少なくして多くのものを保存したいと思います。
CD/DVDの販売が落ちるのはなるべくしてなったと思います。
日本ではまだハードメディアの人気が高いようですが、時間とともに欧米と同じ運命をたどるでしょう。
CD/DVDの時代はもう終わったのです。